坂爪農園のりんご

<「信州北信濃 坂爪農園」とは>

美味しい「蜜りんご」の丸かじり!!

「信州北信濃 坂爪農園」は、豊野町(千曲川の流れる善光寺平北部)に位置します。
「りんごの町」、豊野町は、春の長期間の低温と日照時間が長いため、 また、昼夜の気温差が大きいため、「美味しいりんご」に適した気候の恵まれた地です。
さらに、お客様に安心して美味しい「蜜りんご」を皮ごと丸かじりで召し上がっていただきたいために、 徹底した減農薬栽培にこだわります。 肥料は、牛糞とおがくずの混合物に自家製の「コシヒカリ」の稲藁を切り刻んだものを混ぜた有機肥料ですので、 安心な美味しい「蜜りんご」をお客様にお届けできます。
「信州北信濃 坂爪農園」では、4つのコースのりんごをご用意いたしています。
どうぞ、蜜いっぱいの「完熟サンふじ」をご堪能くださいませ。

1.完熟サンふじ「北信濃 蜜リンゴ便り」
・・・・・おなじみ当坂爪農園での人気ナンバー1!!
2.特選サンふじ 「匠の実」詰め合わせ
・・・・・・甘味と酸味の程よいコラボレーションのリンゴの「宝石」ともいえる逸品!!
3.王林・サンふじ「青リンゴと赤リンゴの二重奏」
・・・・・・甘味が特長の王林との欲張りアソートセットです。
4.完熟サンふじ「りんご追分」
・・・・・・健康に美容に毎日食べたい「リンゴ」。ご自宅お使いにお気軽に召し上がれます。
5.「坂爪農園の主婦の友」セット
・・・・・・「割れ・傷」等ありますが、欲張り派のあなたに、お料理用に、アップルパイに!!

 

 

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<文明開化の果物・りんご>

現在、信州は全国2位のりんご生産県となっています。このりんご(西洋りんご)の栽培が始まったのは明治になってからだそうです。殖産興業政策の一環として苗木がアメリカから輸入されました。明治5年(1872)のことです。立役者は現飯田市出身の農務官僚田中芳男氏でした。田中は西洋りんごに対して苹果[りんご]の字を当て、従来の倭林檎[わりんご]とは意識して区別していました。アップルと片仮名のルビを振り、おお(大)りんごともいっていました。

長野県農政部園芸特産課果樹係協力

まだあげ初めし前髪の

林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛の

花ある君と思ひけり

島崎藤村が詩「初恋」にうたったりんごは、文字通り小さな倭林檎だったのです。

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坂爪農園の誕生

長野県はかつて蚕糸王国といわれるほど養蚕業が盛んでした。 坂爪農園もご多分に漏れず養蚕業を営んでいました。しかし、世界恐慌による蚕糸不況のため、 他の農業への転換を迫られることとなり、県を挙げて農業改革を推進した結果、 いまではくだもの王国信州と呼ばれるほどくだものの生産が盛んな地域となっています。 坂爪農園のある豊野町では、明治38年にりんご栽培が始まり、 坂爪農園も昭和5年先々代の与助が桑畑をりんご畑に更新して以来、 りんご栽培に力を注いで参りました。

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豊野町の気候条件がりんご栽培に最適!!

第1 豊野町は寒冷地であり、且つ日本でも有数の最少降水量地域であること。りんご=北部温帯果樹

豊野町は、年平均気温10.9゜C、降水量年平均757㎜<1975年~1990年平均> (日本でも有数の最少降水量地帯:日本で一番降雨量が多い三重県尾鷲市年間4,000mm。 行政区域の都市で日本一少ないのが長野市で901.2mm。根室市が統計不明で 少ない北海道道北の稚内市1058.4mm、釧路市1,045.2mm、東京都1466.7mm。理科年表2002年より)
 ⇒豊野町は善光寺平(長野盆地)の周辺部に位置し気温の年変化・日変化が大きく 年間降水量が少ない典型的「内陸性気候」であるため、 少ない農薬散布で安全なりんごが栽培できます。 雨が少ないということは、農薬が木や実に付着しつづけることが出来、 逆に雨が多いと、農薬が雨に洗われてしまうため散布回数を増やさざるを得ません。 最少雨地域であるということは、少ない回数の農薬散布で安全なりんごが出来上がります。

第2 日照時間が長いこと。

善光寺平(長野盆地)は高い山(北信五岳)に囲まれている盆地のため、 低い雲は山にさえぎられてしまいます。従って日照時間の多さは全国でもトップクラス。 太陽の光をたくさん浴びることが出来るため、光合成が活発となり、 りんごは元気に育ちます。

第3 夏の昼夜の気温差が非常に大きいこと。

りんごは、人間同様呼吸をしています。昼間光合成によって養分を作っています。 そして、夜は昼間作った養分を基に呼吸しています。 昼夜の気温差が大きい豊野町のりんごは、気温の高い昼間はたっぷり養分を作りますが、 気温の低い夜になると呼吸量が少なくなり、養分をあまり消耗しません。 結果的に果実にたくさんの栄養分を蓄えることが出来、おいしいまま成長できるのです。 特に坂爪農園の畑は、千曲川(信濃川)、鳥居川の川辺にあるため、 千曲川、鳥居川の水温の影響で夏の夜、気温が特に下がり、りんごの一番の成長期である夏、 呼吸少なくなり養分が蓄えられた美味しいりんごが出来るわけです。

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りんごの育て方へのこだわり

第1 「完熟」とにかく「完熟」。早出荷を一切やめていること。⇒雪が降る寸前まで収穫はしません。

坂爪農園のりんごの木 坂爪農園は消費者の皆様と顔の見える信頼関係を築き上げたいと思っています。 お客様に本当に美味しいりんごを喜んでお召し上りいただけるように早出荷を一切やめています。 通常りんごは、色付き半ばで早く収穫し市場に持ち込むと高い値段で買い取ってもらえます。 本当に早い時期ですと、青いりんごを収穫し人工的に水をかけ太陽光で色を付けます。(人工着色) これでは、見かけは良いかもしれませんが味は不十分なのはあたりまえです。 こういったりんごを今まで皆様がスーパー等で購入していたかもしれません。 よく、スーパー等で購入する青果物と産地で購入するとでは味がまったく違うという現象はこの様な事が原因なのです。 坂爪農園は、とにかく雪が降る寸前まで収穫いたしません。 有袋りんごも日焼けしない頃合を見計らって出荷いたしますが、当園の有袋りんごは、 可能な限り木に実らせます。従って、早出荷高収入という市場原則を無視しています。 お蔭様でこの「こだわり」が多くの皆様に支持され、石川県からもう35年も毎年りんご狩りに 当園だけを目的に来られたり(善光寺観光や志賀高原の紅葉狩りもされずに)、 遠くは毎年鹿児島からご注文していただいているお客様もいらっしゃいます。

第2 燦燦と太陽を浴びさせた「無袋りんご」が9割を占めること。

りんごが市場に数多く出回る前に出荷すると、ご祝儀相場ではないですけれども、値段は高くなります。 「フジ」の栽培方法は、「有袋りんご」と「無袋りんご」があります。 「有袋りんご」の場合、7月上旬の「仕上げ摘果」(最終摘果)が終えたころ小さな実を袋で包みます。 その間、袋に包まれたりんごは、枝ずれもせず9月下旬袋を外し久しぶりに太陽の光を浴びます。 その頃の夜の気温が約10度。ほのかなやわらかな女性の肌のような色に仕上がります。 こうして、「袋をかける作業」という「化粧」された「有袋りんご」は「無袋りんご」が市場に出回る前に、 一足早く披露され高値で取引されることになります。坂爪農園では一部の「寿・祝・合格」りんごを除き すべて無袋で、実になったころから自然の太陽を燦燦と浴びさせ、完熟するまで収穫いたしません。 本来ならば11月上旬からの収穫・出荷のところ、当園ではりんごが霜に遭う直前ぎりぎりまで木に実らせ 「完熟」をあくまで追求します。坂爪農園の「完熟りんご」は皆さんのお手元に届くのが遅い分、 十分栄養を吸収し、美味しく完熟になっているのです。

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肥料と畑が自慢、有機栽培にこだわる。

化学肥料を半減し牛糞を使用、ミミズがいっぱいの元気なりんご畑に!!

有機肥料の堆肥 当園では牛糞とおがくずの混合物に、自家製の稲藁を切り刻んだものをまぜ、寝かすこと1年間、 牛のおかげで立派な有機肥料の出来上がりです。この有機肥料を初冬の収穫後「完熟りんご」を 育ててくれた木々たちに与えます。こうして、翌年も「有機肥料」を使った「完熟りんご」の出来上がりとなるわけです。 その有機肥料が撒かれた畑にはミミズがいっぱい。ミミズは土の中に酸素を入れてくれて りんごの木もしっかりと根が張れます。それとミミズを食べてしまう「モグラ」退治も常にいたします。 ここで、なんと牛糞をいただいた「牛さん」たちにお返しをしているんです。 というのは、牛糞をもらう隣の中野市の牧場では牛がりんごを食べて肥育されているのです。 りんごで育った信州牛、信州牛のウンチで育った信州のりんご。ちゃんと環境循環しています。極力「自然と仲良く」おつきあいの農園なのです。 これから、りんごが終われば、来年桃、梨、巨峰などフルーツが盛りだくさんですが、 すべて自然派志向で育てています。

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壌土がりんご生育に最適。=耕土が深く水はけが良い

丘陵地帯のりんご畑 りんご栽培は、耕土が深く、水はけのよい壌土(粘土の割合が25~37.5%)または砂壌土が最適といわれています。 丘陵地帯の傾斜地が粘土質であったため、町では昭和43年から大がかりな畑地かんがい事業をスタートさせ、 平成8年度で17年間に渡り総事業費60億円、畑地かんがい面積は280haが恩恵を受けたそうです。 坂爪農園のある畑は地理の専門用語でいうと千曲川沖積氾濫原や鳥居川段丘にあります。 当園の畑はそのかんがい事業をする必要も無く砂壌土で耕土は深く、水はけもよい壌土が堆積していて、 りんごが育つ土壌条件としては最適地であるといえます。

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